入学したところは最悪で・・・




















































































アイツの印象なんか最悪だった。






















































































Dry Rain
































































「おはよう!!」






































「おはよう!!」














































































声が飛び交う。




























































今日から私が通うこの学校。




















































































「今日からこの学校に転校して来ました、天音 秋華です。






























よろしくお願いします。」
























































































自己紹介をして、席に座る。




















































































休み時間になると、何人かの女子が話しかけてきてくれて、すぐ馴染めた。

























































































でも・・・この学校は・・・






















































































わーーっ!須磨生徒会長よっ!!














































香久山副会長もッ!






































































キャァー!!井伊達様もよーー!!




















































































生徒会メンバーが財閥の息子たちだということ。




















































































容姿はかっこいいといっちゃかっこいい。





















































































でも・・・・































































「どけろ、邪魔だ。」




















































































生意気そうなその性格が嫌い。





















































































「おい、そこの女。」




















































































須磨・・・といわれている人が私に目線を向けて言う。










































































「・・・なんですか?」






























































「どけろ、邪魔だ。」















































































「・・・なんで?」




















































































しかも、見るからに同級生。




















































































「てめぇ・・・どけろって言ってるのがわからねぇのか??」
































































「おい、悠太。ねぇ?退けてくれないかな?」














































































隣に居る、香久山っていう人が言う。














































































「理由を教えてください。ないのなら、自分たちが違う道通ってはいかがですか?」










































































「てめぇ・・・女だからって容赦しねぇぞ・・?」




































































「女だからって舐めんじゃないわよ。」










































































周りがざわつき始める。少し、私に向けられている視線が痛い。























































































「はは・・・ッ。女の癖に威勢がいいな。」






















































































いきなり笑い始める、あいつ。











































































「俺の名前は須磨 悠太。ケンカならいつでも買ってやる。」




























































「おい、悠太・・・って、秋華!お前、何やってんだよ?」






































































「和也・・・。」




































































幼馴染で鳴島財閥の長男。
































































「和也、お前の知り合いか?」






















































「あぁ・・・一応な。」












































































「おい、沙那、お前も自己紹介しとけ。こんな奴めったにいないぞ?」





























































「俺は、香久山 沙那。よろしく。」









































































・・・だんだん、親睦会のようになっているのは気のせいか・・・?


















































































「じゃぁな、威勢の良い女。」





























































「う・・・うるさいッ!!このバカ男ッ!!
























































































なんか・・・1日目からすごいことになっちゃったような気がする・・・。





















































































「天音さん。」





























































「あっ・・・榎波さん・・・だっけ?」









































































「うん。友達になってくれない?」





































































「えっ・・?いいけど?」



























































「ありがとう!私のことは、瑠璃でいいからねっ!」

































































「うん、じゃぁ私は秋華でいいから。」




































































「じゃぁ・・よろしくね!秋華!」

























































































最悪な男との出会い。

















































































元カレとの再開。