夢なら、目が覚めてほしいと思う・・・・
あの日に・・人を助けるために・・・私は組織へと入った・・・人を助けるために・・・
父さんと母さんにそう言うと・・・・良いことだね・・・って本当に喜んでいた・・・。
今、父さんと母さんは、私を恨んでいるだろうか・・・・?
毎晩・・・夜空を見て思う
終わり無き戦いの末に・・・
私は今、スウェンドというところにいる。
スウェンドとは
軍服を身にまとい、モンスターを倒す。
モンスターは・・・死んだ人の魂。
憎しみ・・・苦しみ・・・現実逃避する人たちの悪意の篭ったもの。
死んだ人たちが、ここにいたいという憎悪の塊。強い意志。
それを倒すのが・・・我々、スウェンドの役目である。
私、レイン・アスチェル、20歳。
スウェンドに入って、早2年。
コンビは、ジュナと組んでいる。
ジュナは私と同い年の男。
腕は確かで、人柄も・・結構信頼している。
もちろん・・・・私も。
「レインっ!」
「ジュナ、どういたの?慌てて。」
「人の民家にモンスターが現れたんだっ!!」
「!どんなの?」
「わからねぇ・・・・でも、でけぇって聞いた!」
「・・・・行ってみよう!」
「あぁ!」
ジュナは幼馴染で、小さい頃からよく、遊んでいた。
でも、この組織の中ではそんなこと・・・私情を挟んではいけない・・・。
ジュナと私は・・・この組織の中でコンビとしているしかできないから・・・・。。
ジュナが報告を受けた場所に行くと、民家があった。
だけど、モンスターは見当たらなかった。
「報告の・・間違えか?」
おかしい・・・何かが歪んでいる・・・?
まさかっ!!
「キャランセラ!」
・・・私たちは・・ウソの報告をされたの・・・?
「・・・ウソだろ・・・・?民家が本当は無い・・・だと?」
「戻ろう・・・ジュナ。」
「あぁ。」
その時に・・・何かのカウントダウンは始まっていた。
「ふぅ・・・暑い。」
ジュナはいない・・・もちろん、自室だから。
ドンッ!!!!!!
「・・・な・・・・なに?この大きな規模の爆発は??」
何かの・・・実験・・・?
「・・・・う・・・そ・・・・。」
外を見れば・・・
私の・・・故郷が・・・・
炎に・・・包まれて・・・
「ちょ・・・どういうことよっっ!!?」
自室から飛び出して・・・私は、家へと向かった。
父さんと母さんが生きていると確認するために・・・・。
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