夢なら覚めてほしいと思う
目の前の光景が偽りなら・・・
早く・・・消えてほしいと思う・・・・
毎晩、夜空を見ては、星の数を数える。
終わり無き戦いの末に・・・・
目の前に広がる、炎の海
ただ私は、唖然としながら、この光景を疑う
「父さんっ!母さんっ!!」
いつも・・・私の味方となってくれた
父さんと母さんが・・・・倒れていた。
「レイン・・・帰ってきてくれたんだね・・・。」
「父さんっ!母さんっ!!誰が!?誰が・・っ?!」
「スウェンドの・・・・服を着ていた軍だった・・。」
軍・・・・服・・・・?!
「その中に・・ジュナが居た・・・・。」
ジュナ・・・が?
「・・・お前はそんなことをする訳無い・・・。」
「してないっ!!こんな・・・こんな・・・酷いことをっ!!」
「レイン・・・お前はやっぱり、私たちの・・・子だ・・・。」
パタ・・・・・・・ン
「父・・・さん?・・・・母・・・さん・・・??」
「父さんっ!!!母さんっ!!!!」
どうして・・・・!?どうしてよっ!!?
「いやぁぁぁぁぁぁああああああ!!!」
「・・・レインっ!?」
軍服を着た・・・ジュナ・・・・
「お前か・・・?」
「お前が皆を殺したのかっ!?」
信じたくないのにっ!!!!
「レインっ!?どういうことだ?!レイン!」
「うるさいっ!!母さんと父さんが言ったんだっ!!ジュナがこの街を・・・火の海にしたってっっ!!!!」
許せるわけ無い!こんな・・・酷いことを・・・・っっ!!!
「落ち着けっ!俺はそんな事・・・「言い訳は聞きたくないっ!!」
お願い・・・もっと、否定して・・・信じてないの・・・母さんに言われたけど・・・・信じれないの・・・。
ジュナが・・・この街を・・・・燃やしたって言うことを・・・
「これは一体どういうことだ?」
「・・・リミデット様・・。」
「レイン、これは一体どう言うことだ?」
「・・・軍が・・・・私たちスウェンド軍の何者かが・・・この街を・・こんな風にしたと・・・。」
「・・・軍に事情聴取をする。レイン、お前は落ち着くまで散歩でもいてこれば良い。」
「・・・はい・・・・有難うございます。」
どうして・・?私だって聞きたい。
どうしてよっ!?私の前から・・・皆が居なくなる・・・!
アイル・・・どこへ行ったの・・・・??
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